知ってそうで知られていないような…!?洋服の素材について
皆様こんにちは!
BMO ECスタッフのAYAです♪
普段は私の他愛もない日常ネタ(自虐ネタ?w)にお付き合い頂いておりますが・・・
アパレル会社のブログ
ということもあり、今日はそれらしいネタを
考えてみました★
ところで、皆様は洋服のタグ等に書かれている
・レーヨン
・ポリエステル
・ナイロン 等
というのをご覧になられた際に、
パッとその服の性質が判断できますか??
私は、お恥ずかしながら
このザザホラヤに入るまでそこまで気にしたことがなく・・・
(洗濯する際に洗濯機で洗えるかどうかというとこだけは見てましたが)
ここでお仕事をするようになって
洋服に関する専門用語が飛び交う中
すんごいあたふたしてました(>_<)
(その度にググって調べてました)
そんな専門用語ですが、それぞれの意味を知ると
洋服選びの目線がちょっと変わるかも!?
と思い…
これから春から夏服を検討・購入されるにあたり、
知ってた方がよさそうな用語を
ご紹介させて頂きます!!
まず、素材には大きく2つ分けられ、
★天然繊維 ★化学繊維
がございます。
天然繊維につきましては、聞き馴染みのある
綿(コットン)・麻(リネン)・毛(ウール)・シルク
といった、
自然界の生物から採れたもの
が上げられますが、その中でもさらに細かく分けると
★植物繊維(綿(コットン)・麻(リネン))
★動物繊維(毛(ウール)・シルク)
となるようです。
(このあたりは、説明なくともピンと来るかと思います♪)
次に化学繊維ですが、BMOの商品でよく目にしますのは
ポリエステル・アクリル・ナイロン・ポリウレタン・レーヨン 等・・・
といった、天然繊維とは違い、
科学的プロセスに製造される繊維の総称で
人造繊維とも言われているものだそうです。
それだけ聞くと「え?」って思われる方もいらっしゃると思いますが
(科学的にって・・・身体に害はないのか?など・・・)
基本的には自然界に存在するものを原料に、
本来繊維にならないものを科学の力で繊維にしたものが
化学繊維として生まれ変わっておりますので、
リサイクル方法次第では
天然繊維より環境にやさしい場合もあるようです。
また、化学繊維にも
★合成繊維
★半合成繊維
★再生繊維
と分かれております。
それぞれのジャンルごとにまとめてみました。
★合成繊維★
★ポリエステル
原料:石油
日本の洋服で一番使われている素材で、
どちらかと言えば綿(コットン)に近い性質を持っています。
また機能性に非常に優れているため、
様々な洋服に使用されておりますので、
今日皆様が着用されている洋服にも使用されているかも!?
また、シワになりにくい・型崩れしにくい・非常に強く丈夫・乾きが早い
といったメリットもありますが、その反面静電気が起きやすいとも
言われております。
けど、ご家庭の複数回にわたる洗濯にも耐える強度がありますので、
洗い方次第では結構長持ちすると思われます♪
~よく使われる洋服・グッズ~
フォーマルウェア、カジュアルウェア、シャツ(ブラウス)、スポーツウェア など
★アクリル
原料:石油
アクリルの原料はアクリロニトリルという石油から作られるもので
液状にした原料を小さな孔(ノズル)から圧力をかけて押し出し、糸の形状にしていきます。
冬服によく見かけるアクリルですが、非常に軽く、保温性に優れているので、
毛(ウール)に似た特徴がございます。
更に、ウールよりも引っ張る力に強いため、セーターや靴下によく使われています。
デメリットとしては、ポリエステルに同じく、
静電気を発生しやすいところと、熱に弱いところ です。
また、ウールと異なるところは毛玉ができやすいことです。
(洗濯時は裏返すとよいらしいです)
また、家庭で気軽に洗濯できますが(洋服による?)
アイロンを使用する際は必ずあて布をするなど
デリケートな部分もございます。
~よく使われる洋服・グッズ~
ニット、カットソー、肌着、靴下、ぬいぐるみ、毛布、カーペット ガラス など
★ナイロン
原料:石油
非常に強くシワになりにくい特徴があり、水着やストッキングによく使われます。
そのことから、他の繊維と融合させ、補強として使われることもあるようです
余談ですが、日本が開発した化学繊維で、
世界で最も古い化学繊維と言われているそうです。
~よく使われる洋服・グッズ~
ウインドブレーカー、スキーウェア(冬用スポーツウエア)、インナー、傘やレインコート(雨具)など
旅行バック
★ポリウレタン
原料:石油
5~10倍の伸縮性を持つゴムのような繊維のことを指しますが、
天然ゴムと異なり、染色性があり
また温度や湿度の急激な変化に強いので
合成皮革で出来たコートや、伸縮性の優れたストレッチ製品、
スポーツウェアなどに使われている事が多いです。
ちなみに、アウター等でよく見かける「PUレザー」というのは、
このポリウレタンを使用した人口革のことです。
ただ、衣類に使われるポリウレタンは
製造されてから通常2~3年で寿命を迎えてしまうため、
使用環境や取扱い方法により劣化のスピードが速まる可能性も・・・。
(あくまで「一般的に」です)
~よく使われる洋服・グッズ~
スポーツウェア、アウター(コート・ジャケット)、スキニーパンツ クッション タイヤ など
(ポリウレタン単体で使用されることはほとんどないようです)
★半合成繊維★
★アセテート
原料:繊維素(セルロース)と酢酸
(純度のよいリンターや木材パルプより抽出)
吸湿性がよく、裏地に使用しても静電気が発生しにくい事が特徴です。
円形断面の繊維などで滑りが良くて、絹のような光沢があり、強度もあり、縮みにくい素材です。
が、シンナー・除光液などに溶ける窒素酸化ガス(ストーブや自動車の排気ガス)によって
変退色をすることがあるようです。
~よく使われる洋服・グッズ~
裏地、婦人フォーマルウエア、カーテン、タバコのフィルタ など
★再生繊維★
★レーヨン
原料:木材パルプ(再生繊維)
レーヨンとは「光る糸」という意味なのですが
化学繊維の中の再生繊維の一種で
紙と同じ木材パルプが原料となっています。
シルクに似た光沢・手触りが特徴で、
上着の高級裏地として使われたり
婦人用肌着などにも使われていますね。
ダンスなどで女性が回ったりした時に綺麗に拡がりがすが、
このドレープ性を持つ素材がレーヨンと呼ばれています。
(逆にいうと「コシがない」素材ということになります)
涼しげな涼感があるので夏服に使われてることが多いのですが、
水に弱いため、汗をかいてしまうとべとっとくっついてしまいます。
また、ご家庭で水洗いできる素材ではありますが
シワになりやすくアイロンもあて布を行うなど
かなり気を使わないといけないようです。
~よく使われる洋服・グッズ~
ヒートテック、スラックス、ネクタイ、ドレス(チャイナドレス等)、スカート、裏地 など
★キュプラ
原料:コットンリンター
(綿の実から綿花をとったあとに残った短い繊維)
吸湿性がよく、裏地に使用しても静電気が発生しにくいのが特徴です。
円形断面の繊維などで滑りが良くて、絹のような光沢があり、
更に強度もあり、縮みにくいため
スーツの裏地によく使用されているようです。
素材としては、レーヨンに似ています。
また、レーヨンに同じくドレープ性があるため、
女性のダンス衣装等にもよく使われているそうです。
が、シミがついたときにこすると毛羽立ちますので、
キュプラを含んだ衣類に関しましては
クリーニングに出してプロの方に洗っていただくのが
よさそうですね…。
(お気に入りなら特に!!) ←クリーニング屋さんの廻し者ではありませんw
と、長々とちょっと文章多めな記事になってしまいましたが・・・
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます!!
たまには?こういう真面目なネタを練りこんでいこうと思うので・・・
その時はまた宜しくお願いします♪
(まだご紹介でいていない素材たっくさんありますし…)
では、本日はこのあたりで失礼します。
最後までお付き合い頂きまして
ありがとうございました!!
BMO ECスタッフ AYA

AYA

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私はこの記事をとても興味深く読ませて頂きました。私はこれまで新聞記者として繊維業界を取材させて頂いたことがあるからです。川上から川下までの取材であり、当然、繊維の知識が必要になります。あらためてひじょうに面白いと思いました。ありがとうございました。
水口栄一様
初めまして!ビッグエムワンと申します。
この度は、コメントを下さりありがとうございます。
かなり返信が遅くなりましたこと深くお詫び申し上げます。
仰るとおり、繊維って本当に奥深いですよね。
こんなにも違うものなのか…と、ブログを書きつつ私もたくさん勉強させて頂きました。
こんな初心者向けのような記事でも、興味深くご覧いただきとても嬉しい限りです。
ありがとうございました!!